東洋医学とマッサージ
リラクゼーションには、リフレクソロジーやヘッドスパなどの西洋発祥のものから、指圧や按摩などの東洋発祥のものまで、多種多様に存在します。ここでは、一般的に言われているマッサージと、指圧や按摩などの東洋医学の違いについて比較していきます。
その前に、実はマッサージも指圧も按摩も、ある共通点が存在します。よく考えてみれば、いづれも手や指によって体が押されることによって、私たちはこの上ない快感を味わうことができます。そういう点では、3つとも全て同じ仲間だと言えます。では一体、どういう点が異なるのでしょうか。
まず、マッサージはフランスが発祥です。マッサージでは血液の流れやリンパなどを中心に据えた上で、体を手で揉みます。場合によっては、アロマオイルなどを使用する場合もあります。また、体の末梢部分から中心にへと向かっていく中で体に刺激を与えていくのも、マッサージの特徴です。
次に、按摩は中国が発祥です。ツボや経脈といった東洋医学独自の考えを活用した上で、体を手で揉みます。按摩では、ヨーロッパ発祥のマッサージとは逆に、体の中心から末梢部分に向かっていく中で刺激を与えていきます。また、体を揉む際は、裸の状態でじかに揉むのではなく、薄い衣服の上から揉みます。
最後に、指圧は日本が発祥です。指圧もツボや経脈を重視するので、東洋医学の仲間に入ります。また、体の中心から末梢部分に向かって刺激を与える点や、薄い衣服の上から揉む点では中国発祥の按摩と変わりません。そう考えると、按摩も指圧も似ているように見えますが、決定的な違いは、指圧は日本独自の古法按摩や柔道活法から生まれたということです。つまり、発祥の国が違うのです。
このように、マッサージと按摩と指圧は、療法や発祥の国が違う点に、面白さがあるのです。いづれも、その療法にしかない独自の良さを持っていることだけは確かです。